愛媛県の高校入学者選抜方法

愛媛県教育委員会ホームページに令和5年度県立学校入学者選抜等関連情報として実施要項がアップされていましたので、その中から選抜方法の部分をお伝えします。

以下、選抜の材料です。


A:学力検査の得点・・・入試当日点です。1教科50点満点×5教科=250点満点


B:調査書点・・・1~3年までに履修した必修教科(9教科)の評定の合計点です。1、2年生は学年末考査、3年生は2学期期末か学年末と、学校によって異なるようです。1学年45点×3学年=135点満点


C:その他・・・上記調査書の記録以外の記録並びに面接及び実技テストの評価に基づく得点

上記A、B、Cの得点をもとに、第1選抜、第2選抜、と2段階で選ばれます。

第1選抜「調査書点が上位から募集人員の90%程度以内にある者のうち、その他点が良好な者を対象にして、学力検査の得点上位順に募集人員の70%程度の者を選抜する。」

第2選抜「第1選抜で選抜されなかった全ての者を対象に、募集人員の30%程度の者を選抜する。A+B+C=500点とし、A、B、Cの満点の比率は、合計が10となるように高等学校長が定める。」

定員300人の高校の場合でお話しします。

まず第1選抜。調査書点上位270人を選び、その中から内申書の記録と面接が良好な生徒から当日点上位から210人が合格となります。

第2選抜の対象は、まだ合否が決まっていない全受験生となります。

この高校が、”当日点:調査書点:その他点=A:B:C=6:2:2=3:1:1” であるとします。当日点は300点満点になるように1.2倍、調査書点は100点満点になるように約0.74倍され、更には調査書点以外の記録と面接が100点満点で点数化され、合計500点満点で残り90人が選抜されます。

ちなみに、昨年度の松山東高校の第2選抜は、A:B:C=6:2:2です。第2選抜は当日点が合否を大きく左右することになります。当日点は1.2倍され、合計点数の6割を占めますから。

第1選抜の合格者に入っておきたいために、定期考査、特に学年末考査で点数を取っておこう!というわけです。

いかがでしょうか。日頃の勉強の成果が出せるのが定期テスト。出題範囲が決まっているテストなので、点数を取るのは才能ではなく努力なのではないでしょうか。受験の日に後悔しないように準備していきましょう!

 

https://ehime-c.esnet.ed.jp/koukou/nyuusi/r05nyuusi/nyuusi.html

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