中学生でも知っておきたい大学入試システム 一発勝負からコツコツ勉強重視へ

大学入試共通テストまであと1ヵ月となりました。(12/14現在)

 

3年前までは「センター試験」といっていましたね。さらにその昔は「共通1次」なんて呼び名の時代もありました。

 

結局中身は同じでは?と思っていましたが、去年の数学の問題や、11月9日発表の試作問題、新しい教科書を見て、改革する側の本気度を感じました。

 

大学入試の方法は少し前から、といっても十数年前から少しずつ変わってきています。受験する生徒側にとって最も大きいのではないかと思うのが、試験当日の点数で決まる一発勝負での募集人員が減り、推薦入試やAO入試と呼ばれる、高校での成績が大きく影響する型の募集人員が増えてきていること。

 

共通テストと名称が変更になったのと同時期に、推薦入試やAO入試も『学校推薦型選抜』『総合型選抜』とその名が変わり、受け入れ枠も大きくなっています。

 

一昔前のAO入試は、傍から見ていると「!?」と思わざるを得ないものも少なくありませんでした。受験者本人が書くべき自己推薦書なるものを学校の先生が書き、本人がその内容を知らずに面接を受ける。当然その内容について聞かれても答えられない。それでも合格するということもあったようです。

 

『学校推薦型選抜』『総合型選抜』では、各大学が実施する評価方法又は大学入試共通テストのうち、少なくともいずれか一つの活用が必須となりました。各大学が実施する評価方法というのがなんともグレーな感じがあるのですが、少なくとも高校3年間なにもせず学校の先生に任せて合格ということはなくなったようです。

 

特に『学校推薦型選抜』は、愛媛県の高校入試と同じように1・2年生の成績が最重要になります。この選抜方法は3年生になってから大逆転はありません。1年生のころからコツコツ勉強する、不明点を残したまま先に進まない勉強をしなければならないでしょう。

 

では具体的に大学の募集人員がどうなっているのか見てみましょう。

愛媛大学の募集要項からです。

例えば医学部医学科は、募集人員110名に対し、一般選抜前期55名、総合型選抜10名、学校推薦型選抜45名となっています。一発勝負で決着がつくのは半数ということになります。

 

もちろん当日の試験がないわけではないので、1年生からの努力だけでは どうにもならないこともあります。それでも、受験する権利を得るためには高校入学からの手を抜かない努力が必要です。

 

TIMEでは、「学校の授業なんか聞かずに・・・」とは言いません。特に数学は学校の授業最重要視という方針で指導していきます。もちろん、それ以上のことを望むのであればその望みを叶えるようにしていきます。

 

高校生の皆さん、先の目標を立てれば、あとは目の前のことに集中です!

 

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